2月28日(土)に、ユーモア映画鑑賞講座「小津映画にユーモアを学ぶ」の第3回を開催いたしました。
講 師:関西大学人間健康学部教授 森下 伸也
テーマ:『秋刀魚の味』
全10回にわたってお届けした「小津映画にユーモアを学ぶ」シリーズも、今回でひとまずの最後となります。
講座の最後を飾るにふさわしく、今回のユーモア映画鑑賞講座では小津安二郎監督の生涯最後の映画作品『秋刀魚の味』(1962年)を鑑賞しました。
森下教授から小津映画に見られる独自の撮影技法の数々を振り返るとともに今回の映画の見どころが解説され、小津映画ではもはや定番となった「娘の嫁入り」というテーマの下、家族の人間模様をユーモラスに描きつつも小津監督によって込められた「人生はひとりぼっち」という最後のメッセージを感じ取ることができました。