堺市と関西大学との地域連携事業の一環で、クライミングタワー体験を実施いたしました。
堺キャンパスには、「プロジェクトアドベンチャー」という体験学習エリアがあります。この施設では、グループ活動を通して、自分や他者を大切にする心、お互いを支えあう心などを育成する体験学習を行うことが出来ます。
今回は、プロジェクトアドベンチャーの中の一つ、「クライミングタワー」体験を実施しました。クライミングタワーとは、チャレンジャー1名が石のついたタワーを登り、残る1人以上が命綱を持ってそのチャレンジをサポートするというものです。
最初に、参加者同士のコミュニケーションを深めて信頼関係を築くため、『グループ内で順番を決め、決まった順番でボールを回す』、『一人が手を使えない状態で前に倒れ、もう一人がそれを支える』などのグループワークを行いました。
参加者の皆さんは意見を出し合い、どうすれば1秒でもタイムを縮められるかを話し合ったり、後ろ向きで倒れて支えてもらったりと、チームワークを深めて行きました。
グループワークを終えた後は、実際にクライミングタワーに挑戦しました。チャレンジャーが登っていくなか、「次は左手を右側の石!」、「右足を上げて黄色の石に引っかけて!!」など、チャレンジャー以外の参加者が声をかけながら応援していました。
挑戦したチャレンジャーからは、「登り始めた時は不安感もあったが、命綱を持ってくれている人がいることや、声をかけてもらっていることで、徐々に安心感が生まれて登ることが出来た」という感想があり、クライミングタワーを通じて、他人を応援することの大切さ、チャレンジする時に支えてくれる人がいることの安心感を学ぶことが出来た体験となりました。