講 師:医療法人 玉井クリニック理事長 玉井 良尚
テーマ:「もっと知ろう! 糖尿病」
日本では「糖尿病」の罹患率が高くなっていますが、私たちはこの病気についてどれぐらい知っているのでしょうか。今回の医療と介護セミナーでは、医師の玉井良尚先生をお招きし、日本における糖尿病の実態について解説して頂きました。
糖尿病とは、血液の中の血糖値が非常に高い状態のまま続くことによって、血管に対してさまざまな障害を引き起こす病気です。全身をめぐっている血管の中で血流が詰まってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞やその他の合併症に陥りやすくなります。血糖値を下げるためにはインスリンというホルモンが必要ですが、その働き以上に過剰な糖分を摂取し、それを消費しない生活習慣を続けていると、血糖値が下がらない状態が続くことになります。
糖尿病は生活習慣病とも言われており、その人の生活習慣によっては老若男女を問わず誰でも病気にかかるおそれがあります。受講者の方からの質疑応答を交えながら、糖尿病のメカニズムやその治療法などについて学ぶことができました。