建築生産ロボット技術の未来像
ロボット開発の全体像 ~2030年の目指す姿~
2030年に目指す作業所のイメージは、朝作業場所に行くと、既に必要な材料、作業床、墨があり、パートナーロボットと共にすぐに作業に入れる状態ができている。また現場内のあらゆる場所がBIMデータ化されていると共に、いつどこにいても見たい場所が見れ、測りたい箇所が測れる状態となっている。その鍵となるのがテレプレゼンスという概念であり、それを具体化する技術が次世代建設通信ネットワーク、ロボットプラットフォーム及びそれと繋がるロボット群である。
今後も作業員の高齢化と不足が見込まれる中、全工種共通要素でかつ作業時間全体の2~3割を占める材料運搬、作業床設置盛替え、墨出し・記録の効率化を目指したロボット開発が極めて重要である。同時に作業員ニーズに合致した作業支援ロボットの開発、ロボット群の状態監視・制御システムの開発を進める。

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次世代通信ネットワーク&ロボット群遠隔管理システム
目指すイメージ(想い)
2030年に目指す作業所の通信環境は、IoT分電盤を基盤としてどこでも快適にスマホ、タブレットを用いてデータ通信が可能で、好きなときに見たい場所が見れる。さらに、ロボット、タワークレーン等様々な機械を遠隔操作、監視できる。それら各システムは、クラウド上ですべてつながり、ホロレンズ等で確認した最新の現地情報がBIMと連携し、施工記録として記録される。
イメージ(想い)を具体化する技術の案・例
