
弓削 裕治執行役員九州支店長
弓削執行役員九州支店長からのお言葉
機材センターの皆さん、100周年誠におめでとうございます。
日ごろは、機械化施工を始めとして作業所の生産性向上そして安全管理活動にご尽力いただき、心より感謝を申し上げます。
私が入社した80年代は製作所と呼ばれ、揚重機、仮設材と当社保有の機材を活用して施工が進められていました。製作所の敷地は広く重機や資材も沢山あり、多くの特殊技能を持つ人材が活躍していました。私が初めて出た作業所にも当社のクローラークレーンが配備され、当社の従業員で機械化施工を進めていた記憶があります。
また、当時は機械化施工が盛んに研究されていた時期でもあり、技術研究所にも専門の分野が組織され、コンクリートディストリビューターやサーフロボなどの生産技術の開発が行われていました。しかし、その後、ここ最近まで当社独自の生産性向上に繋がる機械化施工の技術開発が滞っていたと感じており、残念な想いがしております。
作業員の減少と高齢化そして法改正による労働時間の制限に伴い、生産性向上技術の開発による労働時間の短縮はご承知の通り喫緊の課題となっています。その中で、最も注目されるのは機械化施工の進化において、テレプレゼンスの概念による建設ロボットの開発が非常に重要な役割を担うものと考えます。もっと夢のあるロボット化や自動制御、さらにはAIなど、将来の夢と思っていたものを現実のものとして実現していく新たな時代に入ってきたような気がしています。そのために機材センターに従事する皆様の役割は大きく、今までとは変わってくると思います。この夢を実現するという強い信念を持って、機械化施工の進化に是非とも取り組んでいただきたいと思います。
そして、当社の経営理念である「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」を実現するために、当社独自の新たな生産性向上技術の実現に向けて、機材センターの皆様と共に力を合わせて取り組んでいきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。
最後に、機材センターに所属される皆様方の今後、益々のご活躍とご健勝を祈念申し上げ、激励の言葉とさせていただきます。