
佐藤 恭輔常務執行役員
機材センター開設100周年、新名古屋サテライトへの移転に際し
この度は、機材センター開設100周年、名古屋の新サテライトへの移転おめでとうございます。そして、そのことが竹中工務店の歴史に新たに刻まれることになり、大変喜ばしく嬉しく思っております。
機材センターに歴史がありますが、機材センターの方々一人一人に、それぞれの思い出や歴史があると思いますので、それを大切にしていただき、後に伝えていただければ幸いかと思います。
私は入社以来、すべての作業所で、機材センターの多くの方々に、土工事や建設機械でお世話になりました。昼夜の構真柱工事担当ではスライムや鉄骨精度管理を勉強したこと、現場の花形であるタワークレーン担当になりはじめてのジブの先端へ行ったときのすくむ気持ちなど、いろんなことが思い出されます。
プロジェクトの他、開発改善や技術開発でご一緒した時、議論中で色々出てくる開発改善意欲や多岐にわたるアイデアには恐れ入りました。そして、運動会やスポーツ大会での機材センターチームの情熱と一体感は、他のチームを圧倒するものでした。これが機材センターのDNAです。
当社では現在少子高齢化や働き方改革に取り組んでいますが、ハード技術である機械の開発や工法の改善をしていくこと、また、施工を管理することはソフト面ですが、デジタルをもって効率化を図っていくことができると思いますので、そういった観点も含め開発改善や生産性向上にあくなき挑戦をし続けることを希望いたします。それが機材センターのDNAを伝承することだと思います。